
製品用光沢剤製剤 -パンニング製品用光沢剤製剤 -グミ・ゼリー用密着防止剤 -プレコート剤 -製造機器用離型剤 -その他
製菓用光沢剤
カポール®は世界標準ともいえる光沢剤です。
パンニング製品の艶出し工程は、パンニング担当者の職人的な勘や経験で行われて来ました。最近では、機械化による大量生産が求められ、一人の担当者が担当するパンの数も増え、また、経験を積んだ艶出し担当者も少なくなっています。 そのため最終製品の光沢がバッチ毎にばらつくとお悩みのお客様が増えてきました。 カポール®社は光沢工程を標準化出来ないかというお客様の強いご要望に応えるため、1985年の設立と同時に、ハード掛け用光沢剤カポール®600を開発しました。 以来、カポール®は光沢剤の代名詞として、世界数十ヶ国の製菓メーカーでご愛用頂いております。
パンニング製品用光沢剤製剤
カポール®
カポール®にはチョコレート及び糖衣製品用光沢剤製剤およびグミキャンディー用密着防止製剤等の用途に応じた各種製品があります。中でも、最もポピュラーな製品をご紹介いたします。
- カポール®254NAで艶出し後、カポール®425Mでシーリング
チョコレート掛け用
- ハード掛け用
カポール®600シリーズで艶出し後、とカポール®425Mでシーリング - ソフト掛け用
カポール®4261とカポール®1295で艶出し後、カポール®425Mでシーリング
糖衣掛け用
グミ・ゼリー用密着防止剤
カポール®3073シリーズ、カポール®4468D、カポール®180S
グミキャンディーやペクチンゼリーを製造する際、しばしばスターチモールドを用いて製造します。
モールドからグミやゼリーを取り出し、表面に付着しているスターチを取り除いた後に、カポール®でオイリングします。
カポール®でオイリングすることにより、グミやゼリーどうしの密着を防ぐとともに、表面の乾燥を防ぐ事により艶のある商品となります。
カポール®でオイリングした後は直ちに包装工程に移ることが出来ます。
また、カポール®に香料を添加することも出来ますので、フレーバーの効いた商品に仕上がります。
モールド成型だけではなく、リコリスの様な押し出し成型品にはカポール®180Sが適しています。
プレコート剤
フィックスガム®およびカポール®236NA
水分や油分を多く含むセンターをコーティングする場合、センターの水分や油分が移行して製品の品質を劣化させることがあり、表面の曇りの原因ともなります。
また、柔らかいセンターをコーティングする場合、センターの柔軟性によりコーティングしづらく、ひび割れの原因ともなります。
フィックスガム®、または、カポール®236NAでセンターをプレコートする事によりこれらの問題を解決することが出来ます。
製造機器用離型剤
カポレックス®
カポレックス®は菓子製造工程用の密着防止・離型剤です。
ベルトコンベアやレボパンの内側、カッティングナイフ等の製 造関連機器に製品が付着することにより製造効率が落ちることがありますが、カポレックス®を製造機器に塗布することにより、スムーズな製造を行うことができます。
カポレックス®にはスプレー用液体のものと固形のものがあり、用途に応じて使い分けることができます。
その他
カポラン®
カポール®とカポレックス®以外のカウル社商品群です。
主な製品としては油脂コーティングした酸があります。
キャンディやグミなどの表面に処理して、強い酸味の発現性を調節する事ができます。
また、酸そのものは吸湿しやすく、取り扱いが難しい場合がありますので、油脂コーティング酸のカポランRを製品にご使用いただくことにより、幅広い味覚の製品を提供できます。
酸のタイプにはクエン酸、リンゴ酸等があり、油脂の量も 5%~10%、また、粒度も使用する目的にあわせてお選びい ただけます。

カポール®社はドイツ、ハンブルグの北西に位置するエルムスホーンに本社・工場を置く光沢剤・剥離剤などの専門メーカーです。1975年の創業以来一貫して、世界各国の菓子メーカーの研究者の方々と共に、アプリケーション・ラボでお客様とご一緒に、製造ラインに移管するまでの商品開発のお手伝いをしています。また、光沢剤・離型剤の各種技術アドバイスのできる技術者を世界各国を定期的に訪問し、お客様の抱えている様々な問題をお聞きし、問題解決のお手伝いをしています。